まず従来品を使える状態へ戻す
新しい用品を置いた日に古い用品を処分すると、猫が選べなくなります。可能であれば新旧を並べ、従来品で食事・飲水・排せつができる状態を残します。新用品が大きくて並べられない場合は、短期間だけ別の位置へ古い用品を置けないか検討します。
無理に体を入れる、抱いて上へ乗せる、大きな音がする状態で近づけると、用品だけでなく周辺の場所まで避ける可能性があります。FelineVMAの行動環境資料でも、避けられない変化は猫のペースで段階的に導入し、強制しない考え方が示されています。
トイレや猫砂を使わない場合
環境省資料では、猫はトイレ環境のわずかな変化でも使わなくなる場合があり、猫砂を急に変えると利用しない可能性があると説明されています。まず古いトイレを戻し、食事や水から離れた、静かで出入りしやすい場所を確保します。
猫砂を替える場合は、従来の砂を残して新しい砂を少量ずつ混ぜます。トイレ本体を替える場合も、使い慣れた砂やにおいを残す方法があります。ユニ・チャームやシャープの公式案内でも、新旧のトイレを並べ、段階的に移行する方法が紹介されています。
ただし、排せつを我慢している可能性があるときは切り替えを続けません。回数、量、姿勢などに気になる変化があれば、トイレの好みだけと判断せず動物病院へ相談してください。
自動給水器を使わない場合
自動給水器は、水流やモーター音、器の形、新品のにおいが一度に変わります。まず電源を入れずに器として置ける製品か、取扱説明書を確認します。通常の水皿も残し、給水器を静かな場所へ置きます。水皿と給水器を同じ一か所へ集めず、猫が落ち着いて近づける選択肢を作ります。
水流を選べる機種なら、説明書の範囲で設定を変えます。使わないからといって、水皿を撤去して給水器だけにするのは避けてください。飲水の変化が気になる場合は、用品だけで解決しようとせず動物病院へ相談します。
自動猫トイレや給餌器を警戒する場合
機械が急に動く用品は、猫が近くにいない時間に動作確認します。対象体重、安全機能、自動運転を停止できるかを説明書で確認し、対応している場合は電源を切った状態で従来のトイレや器として慣らします。製品によって安全条件が異なるため、別機種の方法をそのまま使わないでください。
自動給餌器では、普段の食器を残し、作動音だけを聞かせる、給餌口の近くにいつものフードを置くなど、変える要素を分けます。予定時刻にフードが出たかは人が確認し、慣れる前から留守番中の食事を一台へ任せません。
